2010年03月22日

ロースクール時代の教官の話

 昨日は、ロースクール時代にお世話になったある先生が、今年で定年退官されるということで、その退官される先生に来ていただき、同期生が何人か集まり定年退官のお祝いというか、先生を囲む会を開き飲んでいました。この先生は、知的財産法の教授で、私は司法試験の科目で知的財産法を選択したのですが、知的財産法を基礎から教えていただき、知的財産法については、何も知らない状態から2年で司法試験合格レベルにしていただいた先生です。
 私は、大学時代、不真面目な生徒だったため、大学の先生との接点があるのは、ゼミの指導教授1人だけでした。しかし、ロースクールは、少人数教育が売りになっていることもあり、教授との距離が近く、多くの教授と学生がちょっとしたゼミ生のような関係になっています。そこで、このような先生を囲む会が時々開かれます。私も、いろいろな教授に親切に指導していただいた結果、試験に合格でき、今、弁護士として活動できています。

 ところで、先日のニュースで、「最高裁判事に歴代4人目の女性」という記事を目にしました。慶応大学の岡部喜代子教授で、発令は、4月12日付だそうです。
 私は、最高裁でどんな判決が出たという話は気にするのですが、最高裁の裁判官に誰がなるかについては、今まであまり興味がありませんでした。というのも、最高裁の判決は、地裁・高裁の判断に影響があるため気にするのですが、実は弁護士も最高裁まで闘うことはあまりないため、最高裁の人事にまでは興味がなかったのです。しかし、今回は、今までとは事情が異なりました。岡部教授は、私がロースクールにいた頃、東洋大学で教授をしていらっしゃった先生で、私もいろいろ教えていただいた先生です(私達の卒業後、慶応大学に移られています)。
 知っている先生が、最高裁の裁判官になるということもなかなかないので、ちょっと驚いてしまいました。岡部教授は、親族・相続法の研究者(学者)として著名な方なのですが、元裁判官、現在弁護士ということで、私達ロースクール出身者の印象としては、家族法はもちろんのこと民法全体について学問でも実務でも様々な分野に造詣の深い先生という印象です。普段は、温和な感じの先生なのですが、授業中は厳しく、中途半端な予習をしていって結構授業中にしぼられたという思い出が残っています(自分が悪いのですが)(笑)。それでも、学生に頼られており、何を質問しても極めて理論的に、かつ、わかりやすく答えてくださる頼り甲斐のある先生でした。
 岡部先生なら、きっと理論的で学問的に優れ、かつ、実務にも配慮した素晴らしい判決を作ってくれるのだろうなと思います。

 でも、最高裁の裁判官って、雲の上の存在でかなり偉い人という印象です。例年、お世話になった先生方には年賀状を出しているのですが、最高裁の裁判官に年賀状って出して大丈夫かな?とか妙なことが心配になってしまいます(笑)。
posted by 森山 弘茂 at 19:48| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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